韓国語を学び始めた皆さん、こんにちは!
今日は「ハングルの発音」をカタカナで覚えている方に、ぜひ知っておいてほしい大切なポイントを紹介します。
カタカナでは伝わらない?「하늘」は“ハヌル”じゃない!
たとえば、韓国語で「空」を意味する単語 하늘。
多くの教材や辞書では「ハヌル」とカタカナ表記されていますよね。でも、韓国人が実際に発音している音をよく聞くと、実はちょっと違うんです。
正確には「ハヌr」のように聞こえます。
最後の「ル」の音が、日本語の「ル」とは違って、舌が軽く上あごに触れてすぐ離れる、“r”のような響きなんです。
「ハヌル」ではなく、「ハヌr」が本当の音!
日本語で「ル」と言えば、「r」+「u」と分解できますよね。
「ハヌル」ではなく、ル(r+u) の母音「u」がない「ハヌr」が本当の音になります。
また、韓国語での「ㅡ(ウ)」の音は、日本語の「ウ」とは異なります。
▶ 日本語の「ウ」= 唇をすぼめる丸い音
▶ 韓国語の「ㅡ」= 唇を横に引いたまま、のどの奥で鳴らす音
つまり、「ㅡ」=日本語の“ウ”ではない!
だから「하늘」の最後の「늘」は、「ヌル」ではなく、より正確には「ヌr」や「nɯɾ」に近い発音になります。
なぜアルファベット式の発音表記が有効なの?
カタカナだけで韓国語を覚えると、どうしても「日本語の音」で理解してしまいがちです。
でも、ハングルの発音は日本語にない音がたくさんあります。
そこでおすすめなのが、アルファベット(ローマ字)を使った発音表記。
たとえば、以下のように記すと違いが分かりやすくなります。
ハングル | カタカナ表記 | 発音記号的な表記 | ポイント |
---|---|---|---|
하늘 | ハヌル | ha-neuɾ or ha-nɯɾ | 「ル」が“r”のように軽く弾かれる音 |
このように表記することで、韓国語らしい音にぐっと近づけるようになります。
まとめ:正しい音を知れば、聞き取りも発音も楽になる!
韓国語を学ぶ上で、「カタカナで覚えるのは入り口」「本当の発音はその先にある」と意識してみてください。
「하늘=ハヌr」のように、実際の音をアルファベットで感じる習慣をつけると、リスニング力も発音もぐんと向上します。
音に敏感になることで、韓国語がより“生きた言葉”として楽しく学べるようになりますよ!
おしらせ
次回からは、場面ごとに役立つ表現をテーマ別にご紹介していきます。
それぞれのシチュエーションに応じた自然な韓国語を学びながら、実践的な会話力を身につけましょう。
【自己紹介編】
初対面の相手に自分のことを伝えるときの表現をご紹介します。
【質問編】
相手に何かをたずねたいときに使える、基本的な質問の言い回しを学びます。
【あいづち編】
会話をスムーズに進めるための、相づちやリアクションの表現を取り上げます。
【感情編】(気持ちや感想を伝えるとき)
嬉しい・楽しい・悲しいなど、感情や感想を表す言葉を中心にご紹介します。
【連絡編】(誰かに伝える・頼むとき)
伝言や依頼、お願いごとをするときの表現を学びます。
【感謝編】(感謝やお礼を伝えるとき)
「ありがとう」や「助かりました」など、感謝の気持ちを丁寧に伝える言葉をご紹介します。
【ショッピング編】(買い物のとき)
お店で商品を選んだり、価格を尋ねたりするときの実用表現を扱います。
【食事編】(飲食店や食事のとき)
注文の仕方やおすすめを聞くなど、食事の場面で役立つフレーズを学びます。
【交通編】(移動や乗り物のとき)
電車・バス・タクシーの利用や道を尋ねるときに使える表現をご紹介します。
【旅行編】(観光地・ホテルなど)
観光や宿泊の際に役立つ、現地で使えるフレーズを学びます。
【病院編】(体調が悪いとき)
具合が悪いときや症状を説明したいときに使える表現を取り上げます。
【トラブル対応編】(困ったとき)
道に迷ったときやトラブルに遭遇したときの、助けを求める表現を学びます。